2016年12月05日の投稿

カーフマンジャパン東海ステージ

こんにちは。

湖北かさねマルチスポーツクラブの川村です。

 

先日11月27日(日)、カーフマンジャパン・デュアスロングランプリ 第2戦:東海ステージ」に出場してきました。

※デュアスロン=「第1ラン+バイク+第2ラン」で構成されるマルチスポーツ(複合競技)の1種

国内ではトライアスロン(スイム+バイク+ラン)のオフシーズンである11月~3月にかけてレースが実施されることが多い

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今回はデュアスロン競技の特徴やレース戦略などを簡単にご紹介したいと思います。

 

今回私が出場したカテゴリーは「エリート」カテゴリーですが、トライアスロンやデュアスロンをはじめとするマルチスポーツでは、大きく分けて「エリート」・「エイジ」という2種類のカテゴリーが存在し、それぞれのカテゴリーにおいてバイク(自転車)パートの走行ルールに違いがあります。

 

「エリート」=バイクでのドラフティング(集団走行)認可

バイクが集団走行になることで選手間で走行の際の空気抵抗を減らすことができ、よりスピード感のあるレースとなったり、集団内での駆け引きなど戦略面などのゲーム性が高まります。

その反面、自転車の集団走行にはある一定の走行テクニックが要求されるため、コーナリングやブレーキングなど自転車走行の技術を相応に高めておく必要があります。

 

「エイジ」=バイクでのドラフティング(集団走行)禁止

バイクはドラフティングゾーン(自分以外の選手と一定の距離を空けて走行する基準となる車間距離と車間幅)を遵守しての走行となり、バイクパートにおける純粋な独走力(1人で漕ぎ進める力)を競うという、マルチスポーツ(複合競技)の原点とも言える、単独での力比べという楽しみや、自分のペースで走れることで参加する選手にとってそれぞれのスタンスでのレースの楽しみ方ができます。

ドラフティングルールには厳密な規則があり、ルールを遵守する倫理観やマナーといったスポーツマンシップが求められます。

 

ここからは、私が出場した、「エリート」カテゴリーのレース模様をご紹介します。

 

第1ラン(ファーストラン):5km

エリートカテゴリーのレースではバイクがドラフティング(集団走行)認可のため、第1ランでの位置取りがその後のレース展開にも大きく影響されます。私も今回は積極的に先頭を走り、バイクでのスタート時に余裕を持って先頭集団(ファーストパック)を形成できるようにしました。

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(写真提供:Yukiko Tyaki 様)

 バイク:30km

この日は大雨の中のレースとなり、集団内での走行にもより神経を使います。

また時速40km以上での走行が続くため、身体が冷えてこないような工夫も必要となります。

第1ランで5人の先頭集団を形成してバイクがスタートしましたが、約8km地点で後ろから追走の15人程の第2集団(セカンドパック)に追いつかれました。

序盤で遅れた選手でも、バイクの走行で上手く集団を形成しながら前を追えば先頭に追いつくことが出来る、これもエリートレースの面白さでもあります。

また第2ランでの展開に備えて、集団から逃げ出してタイム差を稼ぎたい選手、逆に脚を温存し第2ランでキレのある走りをしたい選手など、各選手の思惑が交錯します。

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(写真提供:Yuki Toda 様)

第2ラン(セカンドラン):5km

バイクを乗り終えて脚を消耗した後のランは、第1ランの走りとはまた一味違った状態で走ることになります。

第1ランで上位で走っていた選手が必ずしもそのまま第2ランで上位にならないこともあります。

私もバイクの最終局面で両ふくらはぎを痙攣してしまっており、第2ランではなかなか思うようにスピードを上げて走ることができませんでした。

自転車とランニングにおける身体操作の相互性を高めていくことも、デュアスロン競技のパフォーマンスアップには必要な要素です。

私のように小柄な選手(身長163㎝、体重53kg)は今回のようにバイクが平坦基調のコースでは、大柄な選手に比べると単純な筋力による出力面では劣るため、より効率的な身体操作による出力を無駄にしないペダリングや、空気抵抗を削減したライディングフォーム・集団内での位置取りなども重要になってきます。

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(写真提供:Kazuki Ito 様)

今回は10位でのフィニッシュとなりました!

リザルトはこちら

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(写真提供:Kazuki Ito 様)

出場された選手の皆さま、応援やサポートの皆さまお疲れ様でした。

また大会運営に携わって頂いた皆さま、雨の中の大変な運営、本当にありがとうございました!

かさね 川村好平