2017年01月25日の投稿

カーフマンジャパン北関東ステージ

こんにちは。

湖北かさねマルチスポーツクラブの川村です。

先日1月15日(日)、埼玉県の国営武蔵森林公園で開催されたカーフマンジャパン・デュアスロングランプリ 第3戦:北関東ステージ」に出場してきました。

※デュアスロン=「第1ラン+バイク+第2ラン」で構成されるマルチスポーツ(複合競技)の1種

国内ではトライアスロン(スイム+バイク+ラン)のオフシーズンである11月~3月にかけてレースが実施されることが多い

写真提供(以下全て):garageworks様

今回のエリートカテゴリーのレースは、歴代のデュアスロンチャンピオン(4名)をはじめ、若手トップトライアスリート、そしてデュアスロンを得意とする学生選手が多数集結、バイクがノンドラフティングルール(詳細はこちらのブログ記事)のうえラン、バイクともにアップダウンやテクニカルなコーナーが多いコースレイアウトということもあり、個々の実力差がはっきりと出るレースが予想されていました。

1stラン:5km 自分のリズムで走りたかったこともあり、スタートから2kmくらいまでは先頭を引っ張る形となりました。

しかしこの時点で徐々に左腰背部から大腿部にかけて違和感が出て来ました・・・。

バイク:30km 1stランを2位集団(4位~8位)で終え、バイクへ。約10秒先を走る先頭集団(安松選手、栗原選手、深浦選手の3名)を追いかけるには絶好のポジションでしたが、走り出しから腰背部がうずき出しペダリングにも集中できない状態に。先頭からはみるみる離されるばかりか、後続から来る選手にも次々にパスされていく苦しい展開になります。

2ndラン:5km バイクで腰背部をかばいながら無理をして走ったこともあり、走り出しても左大腿部が痙攣状態になってしまいスピード感がない苦しい走りに。アップダウンの激しいランコースを上半身の推進力だけを頼りに、なんとか走りきったという形で24位でのレースフィニッシュとなりました。(リザルトはこちら

今回のレースは、違和感や痛みという形で、身体に多くの気づきをもたらしてくれました。

 

CASANEのコンディショニングスペースでもクラブメンバーの皆さまと話すことですが、身体が発する違和感や痛み(外傷や内科的な原因は除く)には必ず原因となっている「身体動作」や「身体構造」のズレや、それらに起因する「誤った運動感覚(位置覚・重量覚・運動覚)」があります。

今回のレースに向けては前回のレース以降、実験的にバイクのポジションを変更してきたこともありましたが、その点で身体の許容範囲を超えた無理な動きを強いたことが、腰背部や大腿部の違和感や痛みとなって出てしまったようです。

 

トライアスロンやデュアスロンのように前進運動が主となるスポーツのパフォーマンスアップにおいては、弱い部分(痛みや違和感の出る部位)を鍛える(補強する、プラスαする)のではなく、なぜそのような痛みや違和感が発生しているのかを、身体の運動連鎖の中で明確に押さえ(客観的に見える動きだけでなく、主観的な身体操作感もあわせて)、そうした痛みや違和感を生み出している前進運動にとってブレーキ要素となっている動きをどれだけ少なく(ゼロにしていく)していけることが重要であると考えます。(自転車のような機材のポジションが身体の動きに大きく関わる種目においては、ポジショニングも非常に重要な要素となります。)

また身体構造や機能の面で、動作の阻害要因がある場合は、それらを調整(コンディショニング)していく必要があります

 

幸い今シーズンは2月末にもう1レース(カーフマンシリーズ・チャンピオンシップ@長良川)に出場予定(2/13時点でこの基準をクリアできていれば出場可能)でいるので、そこで修正を加えた動きの再評価をしたいと考えています。

 

かさね 川村好平